「千年前の夜空へ～整体師・松本パウロ隆介～」
人体を206本の骨に囲われたキャンパスと見立て、整体をアートの域にまで高めたことで世界的注目を集める整体師、松本パウロ隆介。彼の五指がモチーフとするのは「夜空」。数年先まで予約で埋まる過密なスケジュールの中でも、必ず見上げる夜空は、彼にどのようなインスピレーションをもたらすのか。

「この世に巣食う悪鬼を斬る～国選弁護人・俵田義明～」
「99.9%敗訴になる」——そう言われた事件のみを担当する弁護士、俵田義明。時には自身すら出口がないと感じるような、極めて困難な弁護を続ける中には、決して揺るがない志があった。鋭い眼差し。トレードマークの双刀。今日も彼は弱者の味方となる。

「ラジオの中に生きる～葉書職人・宗田耕～」
一日500通を超える投稿を重ねる葉書職人、宗田耕。多くの番組で一リスナーにとどまらない存在感を放ち、今や日本のラジオに欠かせない存在となった宗田。誰よりも多くの葉書を読み上げられながら、ラジオの中では一言も発さなかった男が語る人生観。電波の中に生きる存在は何を語るのか。その素顔に迫る。

「支えることに向き合う～拳法家・相原優～」
世界各国を巡り、30以上の格闘技を使いこなす拳法家、相原優。その構えは格闘技の常識を覆すかのような低い構えだが、強さを求める上で弱さを追究した結果だった。「体を支えることとは人を支えること」。その思想から繰り出される技は、人を倒し、人を救う。愛に満ちた鍛錬の日々に密着。

「真理の道を舗装する～統計学者・喜多原雄飛～」
5年ごとに行われる国勢調査。その膨大なデータを分析し、国の行く末を予測する大事業の中心を担う一人が、統計学者喜多原雄飛。切り取り方によってどのような姿にもなりうるデータとどう向き合うのか。知識だけでは乗り越えられぬ難局に、研ぎ澄まされた智慧が挑む。

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